未払い賃金計算用Excelファイル作成の進捗

まずは気になる情報から

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・建設キャリアアップシステム等活用促進コースのご案内
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 厚生労働省「人事労務マガジン」より
 建設キャリアアップシステム等活用促進コースのご案内として情報が公開されています。
 
 https://www.mhlw.go.jp/content/12600000/001484078.pdf

 ※【人材確保等支援助成金 建設キャリアアップシステム等活用促進コース】
 ・助成対象者:中小企業の建設事業主
 ・支給要件:
  ①雇用する全ての建設現場で働く従業員について、CCUSへの登録を行うこと
  ②CCUS のレベル判定で、レベルが上がった従業員の賃金を5%以上増加させること
 ・助成額:支給要件を満たした従業員1名につき 16 万円
 ・助成上限額:一事業年度あたり 160 万円(16 万円×10 名)

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・「犯罪による収益の移転防止に関する法律施行規則の一部を改正する命令案」に対する意見の募集について
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 「犯罪による収益の移転防止に関する法律施行規則の一部を改正する命令案」に対するパブリックコメントが実施されています。
 実施期間
 2025年5月9日から同6月7日

https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=120250007&Mode=0

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・雇用保険法施行規則等の一部を改正する省令
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 官報 令和7年5月8日(号外 第102号)にて
 雇用保険法施行規則等の一部を改正する省令が公布され、令和7年10月1日より施行されます。

 ※教育訓練休暇関係の改正です。
 ※社労士法施行規則も改正されます。


4月26日のブログで記載した「未払い賃金計算用Excelファイル作成」の進捗ですが、だいぶ進みました。
一度そこそこ進んだのですが、最初の情報が不十分で計算式が複雑になりすぎたため、1から作り直しをしました。
現在は、大まかにいうと
・賃金の設定(割増賃金の基礎になる賃金)
・カレンダーの自動作成
・所定労働日毎の所定労働時間の仮設定(全労働時間を入力するのは大変なので)
・各労働時間ごとの割増賃金の計算
までできています。

この後は、各賃金計算期間ごとに集計し、年月毎の(実際に支給された賃金との)比較表を作成するという作業です。
計算期間と支払時期で比較表への反映の仕方が変わります。
また、比較対象は、固定残業代を含める場合と含めない場合のものを作ろうと思っています。
なぜなら、固定残業代の性格から、固定残業代と認められず、割増賃金の基礎に含める場合もあり得るからです。(この場合、未払い賃金の額は結構大きくなる可能性があります。)

作成を始めるときに記載した、ある程度の汎用性を省くという関係から、最初のバージョンでは振替休日には対応しない予定です。
ただ、システム的には対応できそうなので、将来的には対応したいと思います。
現在は、法定休日は固定曜日にしているので、振替休日へ対応となると、振替元の日と先の日を入力し、それが週や月をまたぐ場合どうするか?とシステム的に考えるのは結構大変です。(紙や単純なExcelの表で、手動で計算するのとは訳が違います)

考え方としては2つの方法があります。
①元のデータにそれらの情報を追加できるようにして、自動反映させる方法。
②元のデータとは別に入力し、合計(集計)額に反映させる方法。
どちらの場合でも、対象期間の元データの情報を参照しないと、週や月の法定制限時間の関係がつかめなくなるので、いずれにしても簡単ではありません。
それもあるので、最初のバージョンではいったんこの振替休日は未対応にすることにしました。

これから月末にかけて少し予定が立て込むので、初版の完成がいつになるかはまだ言えませんが、できるだけ早い時期にオープンにしたいと思っています。